相続体験談:内縁関係の夫婦という特殊な相続例

家から追い出されずに済んだ私の相続体験談を紹介します

北極圏の星空私と亡くなった夫は、事情があってずっと内縁関係の夫婦でいました。
正式に籍を入れなかった理由については、この場での説明を割愛させていただきます。
ただし、やむにやまれぬ事情があって籍を入れていなかっただけで、実質的には夫婦として暮らしてきました。
残念ながら子供に恵まれることはありませんでしたが、昨年夫が病気で亡くなってしまうまで、ずっと仲良く暮らしてきました。
その夫が亡くなる前に遺言書を作成してくれていたおかげで、私は家から追い出されずに済みました。
その私の相続体験談を、紹介させていただくことにします。

遺言書が財産相続の決め手になりました

私は内縁の妻ですので、正確に言うと、相続ではなく財産の遺贈を受けたことになります。
先程も述べましたように、私達夫婦には子供がなく、それぞれの両親もとうの昔に亡くなっていました。
ただし、私には兄弟がいませんが、夫には弟がいました。
内縁関係の私には相続権がありませんので、本来であれば、夫の弟が亡くなった夫名義の家を相続することになります。
もちろん家だけでなく、預貯金などの財産も全て夫の弟のものになるわけです。
でも、亡くなった夫が、自分の財産を全部私に残すという内容の遺言書を作成しておいてくれたおかげで、私は夫と暮らしていた家から追い出されずに済みました。

遺産相続専門の弁護士さんのアドバイスで助けられました

私は、夫がそのような内容の遺言書を作成していたことを全く知らなかったのですが、葬儀に来てくれた夫の友人の弁護士さんが、夫の遺言書を持ってきてくれました。
弁護士さんの話によると、兄弟には法定遺留分がないため、遺言書がある限り、夫の残した財産全てを私がそっくり受け取ることができるのだそうです。
夫の弟が納得できないと文句を言ってきたため、その後はしばらくの間ゴタゴタが続きました。
でも、夫の友人の弁護士さんが間に入ってくれ、最終的にいくばくかの金銭を夫の弟に支払うことで解決することができました。